今回は北陸新幹線について紹介したいと思います
2024/3/16に決まった北陸新幹線敦賀延伸の開業を前にこの延伸の目的と課題点を深堀りしていきましょう.
・北陸新幹線延伸事業の概要
・延伸の目的
・今後の課題点
1. 北陸新幹線延伸事業の概要
北陸新幹線は2015/3/14に長野~金沢間で開業し、当時の特急「はくたか」と上越新幹線を乗り継ぎしなければいけなかった状況からその乗車時間を一気に2時間半へと短縮し、北陸と東京間のアクセスの向上に貢献しました. 開業前は金沢駅から越後湯沢駅までを特急「はくたか」、越後湯沢駅から上野、東京駅までを上越新幹線で人員を輸送し、所要時間は約4時間であり、空港までの移動、手続きを含んだ空路の場合は3時間であることを考えると大幅な時間短縮が実現しました.
2. 延伸の目的
延伸の目的としても様々なりゆうが挙げられますが、今回はいくつか有力なものを解説していきたいと思います.
- 新たな輸送経路の確保
- 東京~北陸(福井)間のアクセス向上
- 新たな雇用・ビジネスの促進
・新たな輸送経路の確保
もともと東京~新大阪間では長い間、東海道新幹線が人員の輸送を担っており、その流れはリニア新幹線の同間での開通までは変わらないと考えられますが、その前に一つ重要な懸念点があります. それは重大な災害による物や人の流れが遮断されることです. 例えば、今後高い確率で起こることが予想されている南海トラフ地震では主に東海,近畿地方に被害が出るのが確実であり、その際にも東海道新幹線が利用できるという保証はないでしょう. また逆の事態も考えられます. 調べによれば北陸新幹線が全線開通した場合、その沿線人口は(10都道府県)は東海道新幹線の沿線人口(8都道府県)に匹敵する規模であることから、全線開通による全く異なる輸送経路の確保は日本国家の繁栄と維持のためには必要不可欠な存在になるかもしれません.
北陸新幹線は、日本海国土軸を形成し、南海トラフ地震等の際に東海道新幹線の代替補完機能を果たす災害に強い強靭な国土づくりに必要不可欠な国家プロジェクトです。
福井県ホームページ/くらし・環境